Case Study #738
『木の表面をイメージした彫りの結婚指輪』

以前、鶴で婚約指輪をオーダーいただいた男性。
プロポーズを済まされ、
お相手の女性とご一緒にアトリエに
ご来店されました。
お二人は数ヶ月後にお顔合わせを控えており、
改めて結婚指輪の制作のため
お打ち合わせさせていただくことに。
ベースとなる形や色味、表面加工など
ひとつひとつ丁寧に考えていただき、
オーダーメイドならではの選び方を
楽しんでくださいましたね。

お二人がサンプルリングの中から選ばれたのは、
彫りが入ったデザインでした。
ランダムに線が入った彫りは、
木の表面をイメージしながら
職人が1本1本手作業で施しているもの。
表面に入れたマット加工も相まって
木目のような温かさがあり、
自然と肌に馴染みます。
細めの2.0mm幅でお仕立てすることで
彫り模様もさりげなく輝きますね。
また、指輪のベースとして
お二人は「平甲丸」というフォルムを選ばれました。

指輪の形状は大きく分けると
断面が丸みを帯びる「甲丸」と
断面が平らになる「平打ち」があります。
お二人が選んだ「平甲丸」は
甲丸と平打ちの中間の形状。
甲丸のような柔らかさがありながら
平打ちのすっきりした雰囲気も残し、
両方の良いところを併せ持つフォルムです。
シンプルで飽きが来ず
永く愛用することができますね。
そして、色はそれぞれのお好みで
男性側のリングはプラチナ、
女性側のリングはピンクゴールドにされました。
シンプルなプラチナの色は
派手になりすぎない上品さがあり、
お仕事のときなども
場所を問わず着けやすいですね。
また、女性側のピンクゴールドは
肌馴染みの良さが特徴。
馴染みが良いため
他のアクセサリーとも相性が良く、
毎日着用する結婚指輪にぴったりな
仕上がりとなりました。

ご納品当日は、
スケジュールの都合上
女性のみにお渡しさせていただきました。
数日後のお顔合わせの日に
皆さまでデザインの確認をする予定だと
お話ししてくださいましたが、
無事に完成したリングを
お披露目できていましたら幸いです。
これからも鶴のリングと共に
素敵な日々をお過ごしくださいませ。
またメンテナンスなど、
いつでもご連絡お待ちしておりますね!
末永くお幸せに。
鶴 銀座アトリエ
プランナー:乾
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