Case Study #729
『ライン彫りを施したプラチナの結婚指輪』

数ヶ月後に挙式を控えたお二人。
挙式に向けて結婚指輪の制作を
お任せいただきました。
お二人には婚約指輪の制作も
お任せいただいており、
婚約指輪を制作している間に
改めてご来店してくださいましたね。
当初お二人は
全部お揃いのデザインでなくてもいいかなと
お話しされていましたが、
自然と寄り添いながら
最終的にはお揃いのデザインに着地しました。
婚約指輪のデザイン決めでも
同じようにお互いの意見を
尊重し合っていたのを思い出し、
本当に素敵なお二人だなと感じていました。

まずお二人がベースの形として選んだのは、
“甲丸”と呼ばれるストレートのフォルムでした。
リングの断面が半円になっており、
角がなく指あたりが良いのが特徴。
結婚指輪として古くからある
王道の形であることからも、
飽きが来ない、日常的に着けやすい
シンプルなフォルムです。
また、リングの表面はマット加工がいいと
お話しされていたお二人は
”ライン彫り”というマット加工を施しました。
試着を重ね、
光沢のある質感の方が肌に合うからと
お手元との相性を見ながら選ばれましたね。

ライン彫りはマットの種類の中でも
特に光沢が強く、艶があります。
他のマット加工にはない艶やかな質感は、
シンプルな印象を持ちつつ
周りと被らないおしゃれな印象になりますね。
そしてリングの色は、
婚約指輪と色を揃えたプラチナにされました。
色を揃えることで統一感があり、
婚約指輪との重ね着けなど
より様々なシーンでご着用いただけますね。
白く輝くプラチナは、
指に通したときもパッと明るく輝きます。
またライン彫りの艶やかな質感が
プラチナが持つ明るさと相まって
より光を反射し、存在感を持ちますね。

制作が順調に進み、婚約指輪と合わせて
結婚指輪をご納品させていただきました。
ご納品でご来店いただいた日は、
ご入籍日からちょうど3ヶ月が経っていた日。
「3ヶ月間はあっという間だったけれど
指輪があるだけで気持ちが変わるね」と
お話してくださっていたのがとても嬉しかったです。
挙式と伺っていた日からお時間が経ちましたが
当日は鶴のリングと共に
素敵な日を過ごせていましたら幸いです。
またメンテナンス等、いつでもお越しくださいね。
末永くお幸せに。
鶴 銀座アトリエ
プランナー:乾
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