Case Study #387
『メリハリの効いた剣腕のフォルムが美しい結婚指輪』
結婚指輪:20MA-039
素材:プラチナ(Pt900)
フォルム:剣腕・ストレート
テクスチャ:ヘアライン・鏡面仕上げ・ライン彫り
リング幅:3.0mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ムーンストーン
シンプルなデザインの結婚指輪をお探しのお二人。
実は、デザインを見初めていく際に、
“シンプルなデザイン”とご希望いただくことが
たくさんあるのですが、
そのイメージはお客様によって様々。
甲丸のプラチナ鏡面仕上げを
イメージされている場合もあれば、
2色のコンビリングに彫を施しているデザインを
イメージされている場合もあります。
お一人お一人が生み出す言葉から
お客様のイメージにあったご提案ができるように
プランナーは丁寧に時間をかけてヒアリングさせていただいていますので
何でもお気軽にご相談くださいね。
サンプルリングをご試着いただくと
比較的すぐに、
このフォルムがいいね!と決められたお二人は
仲良しで息がぴったり。
そんなお二人が選ばれたシンプルなデザインは
剣腕の結婚指輪です。
剣腕とは
リングを断面図で見たときに
三角の山形になるフォルムのことをいいます。
一見とてもシンプルに見える剣腕ですが、
リング中心にエッジを効かせて作るだけでなく、
上下の山形の角度が対象になるように、
また、中心のラインが揺れないようにと
職人泣かせの難しさと、技術力が伴うデザインです。
強度面を考慮したたっぷりとした厚みと、
付け心地の良さも大切にしながら作り出すエッジにも
こだわって仕上げる剣腕。
稜線を境にして
上下で異なるテクスチャーを施したり
ダイヤモンドをお留めできるのも
魅力的なポイントです。
男性は、
お仕事着がスーツのため
スーツと時計にも合わせられるような
馴染みのいいデザインをご希望でした。
リングの表面には、
ヘアラインのマット加工を施し
落ち着いた印象に。
時計や食器などにも用いられることが多い
ヘアラインという加工は、
目の細かいヤスリで細いラインを一方向に施すことで
キューティクルの天使の輪のような
美しい艶感を楽しむことができる加工です。
馴染みやすさを大切にするため、
全面マット加工でお仕立て。
クールな印象が魅力的な
デザインになりましたね!
女性にデザインのご希望をお伺いした際には、
少し困った表情を見せた後、
“シンプルで、シンプルで、シンプルな感じ・・!”と
とっても可愛くご希望をお伝えくださいました!
そんな女性のリングには
上側は結婚指輪らしい艶感のある
鏡面仕上げでお仕立て。
下側にはライン彫りという彫りを施し、
剣腕のフォルムが活きる
すっきりとしたデザインに。
鏡面と彫りのコントラストが美しい
メリハリの効いた結婚指輪になりました!
リングの内側には、
揺らぎのある手作り感を気に入ってくださった
手打ち刻印で、
お日付とお名前を打刻。
ご入籍月のムーンストーンを
お揃いでお留めしました。
それぞれお好みの方法で横方向にラインを施し
マット加工でも上手にお揃い感を取り入れた
お揃いの結婚指輪。
鶴で制作をお任せいただけるきっかけとなったのは、
内装やデザインがとても可愛かったからと
楽しそうにお話ししてくださった女性。
お二人の結婚指輪が
お互いを尊び愛し合うお守りとして、
生活に寄り添っていけることを
大変嬉しく思っております。
お二人で末永く、お幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:北島
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