Case Study #206
『斜めに鎚目が入ったオーダーメイドならではの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-012(アレンジ)
素材:プラチナ(Pt900)
フォルム:ストレート
テクスチャ:鏡面仕上げ・錆鎚目
リング幅:2.5mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ダイヤモンド・ルビー
”誰とも被らない、
ふたりだけの結婚指輪がつくりたい”
そうおっしゃっていたおふたり。
そんなおふたりが手に取ってくださったのは
“18MA-012”のフォルム。
ストレートの形をベースに
斜めのラインが入ったデザインは、
ふたつのテクスチャーを楽しめる魅力的な
”半剣腕”と呼ばれるデザインです。
男性も女性もお揃い感を大切にし、
同じデザインに。
幅は2.5mm。
結婚指輪らしいプラチナの地金で
お仕立ていたしました。
スッキリと澄み切ったプラチナのお色味は
指に上品さを与えてくれます。
また、斜めのラインに合わせて
ぽこぽことした”鎚目”を入れることによって
お二人だけの特別なご結婚指輪になりましたね。
こちらの鎚目は工具を錆させて
錆の模様を転写するように打ち込んでいった”錆鎚目”と呼ばれる加工。
マットの中でも落ち着いた光沢感を見せてくれます。
工具を何度錆させても、
同じ模様に錆が出ることはありません。
そんな錆の模様を指輪に転写することにより、
世界に一つだけの
“おふたりだけの結婚指輪”を
お仕立てすることができたのではないでしょうか。
また、指輪の側面にもこだわりを。
上側面には、”サテン細”と呼ばれる
格子状の柔らかいマット加工を施し、
下側面はツヤツヤに磨き上げました。
マットの柔らかい雰囲気と
艶のパキッとした雰囲気を
どちらも指輪に取り入れて、
気分によって表情を楽しめる
デザインになりましたね。
内側にはお互いの誕生石を交換して
お守り代わりに留めています。
それぞれお相手のイニシャルを
手前に持ってくることで
お互いを思い合う刻印になりましたね。
ベースはシンプルなストレートのフォルムに、
おふたりの”好き”を詰め込んだ結婚指輪。
たくさんこだわったからこそ、
愛着たっぷり、ずっと身につけていただける
デザインになりましたね。
また、お二人のご入籍日に指輪を
お渡しすることができました。
お二人の幸せの門出となる日に
ご結婚指輪を通して立ち会えたことを
とても光栄に思います。
鶴(mikoto)の結婚指輪がお二人の今後の人生に
寄り添う大切なリングで在り続けられますように。
銀座アトリエ
プランナー:吉田みづほ
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