Case Study #708
『2種類の質感が楽しめる半剣腕の結婚指輪』

結婚指輪:MA-012(アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド・ピンクゴールド
フォルム:ストレート
テクスチャ:梨地細・彫り・サテン細
リング幅:左 3.5mm / 右 3.0mm
刻印:手打ち刻印
シンプルなデザインの中でも、
一工夫あるようなデザインを
お探しだったお二人。
また、普段身につけていても
気になりすぎないものが良いと
おっしゃられましたね。
そんなお二人はマットと艶両方を楽しめる
“半剣腕”のデザインに
ご興味を持ってくださいました!
半剣腕は斜めのラインを境目に
2種類の質感を施すことができるため、
シンプルすぎずに一工夫あるような指輪に
仕上げることができます。
また、トップの位置が決まっていないため、
指輪が回ってしまっても気になることなく
身につけることもできます。

男性は表面に鏡面仕上げと梨地細を施しました。
梨地細は粒が粗いガーネットを水と一緒に
流し当てることでマットな質感を作ります。
手作業で時間をかけて
ガーネットを流し当てるため、
機械では表現できない優しい仕上がりに。
反対側は鏡面仕上げでピカピカに磨き上げました。
お顔が映るくらい
しっかりと艶々に磨き上げることで、
光が反射しお手元を明るく色鮮やかに彩ります。
地金はホワイトゴールドでお仕立てしました。
温かみのあるお色味で
肌馴染みよくつけることができます。
また、あまり聞き馴染みのない色味のため、
特別感も味わうことができますね!

女性は表面に藤の彫りとサテン細を施しました。
藤の彫りは機械で彫り入れるのではなく
職人が花びら一枚一枚を
丁寧に彫り入れて完成する
とても繊細なテクスチャー。
職人技が味わえる”藤の花の彫り”は
女性のお手元で華やかに煌めきます。
手のひら側はサテン細を施し、
表面の彫りとは対照的なツヤ感にすることで、
藤の彫りの輝きを引き立たせました。
サテン細はサテン生地をイメージしたテクスチャーで、
指輪を柔らかな雰囲気に仕上げてくれます。
華やかな彫りと柔らかなマット、
両方が楽しめる素敵な指輪になりましたね!
地金はピンクゴールドでお仕立て。
肌の色味と近しいピンクゴールドは
身につけていて安心感のあるような
デザインに仕上がります。

ご納品の際には、
お二人でじっくりと指輪の仕上がりを
ご覧いただいていたのを覚えております。
お二人とも鏡面仕上げと藤の彫りの輝きには
特に驚かれておりましたね!
指輪の細かいところまでこだわりを込めた
お二人だけの結婚指輪になりましたね。
お二人の末永い幸せを心から願っております。
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:山﨑(彩)
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