Case Study #734
『くびれたフォルムが美しいホワイトゴールドの婚約指輪』

お相手のお好みのデザインで
お仕立てしたいとご希望があり、
「ダイヤモンドプロポーズ」で
気持ちを伝えていただきました。
ダイヤモンドプロポーズは
ダイヤモンドルースを用いて
プロポーズをしていただく方法となります。
鶴がご用意している
数ある中から1つのダイヤモンドをお選びいただき、
専用のケースにお入れしてご納品しております。
ダイヤモンドのグレード等見比べ、
お相手を想いながら真剣にお選びいただきました。
後日、お相手の方と一緒にアトリエにご来店し、
リングのデザインについて
お二人とお打ち合わせいたしました。

試着を重ねる中で気になられたのは
リボンのようなかわいらしいフォルムが特徴の
EN-014のデザイン。
中心に向かって幅が細くなる形は
主役となるダイヤモンドをより大きく魅せ、
特別感を感じさせてくれます。
表面は均一に磨き上げる鏡面仕上げでお仕立てし、
リングのラインにはミルグレインの粒を施しました。
ミルグレインはラテン語で
「千の粒」という意味を持ち、
「千」はたくさん、永遠、長寿といった
言葉を連想させることから
縁起の良い装飾とされています。
専用のタガネを用いて
粒が潰れないよう同じ間隔、大きさで
職人がお二人の幸せを願いながら
1粒1粒丁寧に打ち込みます。
リングの輪郭に沿ってぐるりと一周粒を施すことで
メリハリが生まれるデザインになりました。

色味は4色の中からお好みでお選びいただけます。
その中でも温かみのあるホワイトゴールドが
お気に入りでしたね。
ブラウンに近いホワイトゴールドは肌馴染みがよく、
お手元を優しく照らしてくれます。
王道のプラチナではなく、
ホワイトゴールドでお仕立てすることで
人と被らないお二人だけのデザインになりました。
また、内側には「内甲丸」の加工をお入れしました。
角を落として丸みをつけることでつけ心地が良く、
永く身に着ける婚約指輪にピッタリです。

ルースだったダイヤモンドが
形となってお二人のお手元に届き
お二人の嬉しそうな笑顔が印象に残っております。
この先もお二人の未来がダイヤモンドのように
いつまでも輝き続けますように。
またメンテナンス等でお会いできる日を
楽しみにしております。末永く、お幸せに。
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
3020