Case Study #770
『木彫りを施した和風のギメルリング』

結婚指輪:MA-025(アレンジ一覧)
素材:コンビネーション
フォルム:ギメルリング
テクスチャ:鏡面仕上げ・木彫り・ヘアライン
リング幅:左 4.0mm / 右 3.5mm
刻印:レーザー刻印No.3
個性的で人と被らないデザインを
お探しだったお二人。
お二人が選ばれたのは、
2本のリングが重なったギメルリングでした。
2本のリングが重なり合い、
1本のリングに成り立つことで
「2人が1つの夫婦になる」という
意味合いを込めておつくりをしています。
ギメルリングのアレンジの幅は広く、
表面加工はもちろん、地金を2種類用いて
お仕立てすることができるため、
お二人らしさを最大限に引き出すことができます。
形は他のデザインと迷うことなく、
ギメルリングのフォルムに決まりましたね。

お二人ともリングのエッジをしっかり残した
「平打ちベース」のギメルでお仕立て。
エッジを残すことでスタイリッシュな印象になり、
お手元をすっきりと魅せてくれます。
表面加工は「木彫り」と「鏡面仕上げ」
を組み合わせました。
木彫りはその都度、
職人が工具を用いて彫り入れるため、
同じ模様が生まれることのない
テクスチャーです。
人の手で彫り入れるからこそ、線に揺らぎが生まれ
手作りならではの温かみを感じられます。
反対側にはリングの表面をしっかりと磨く、
鏡面仕上げでお仕立て。
何種類ものヤスリを使い分けて
曇りがないように均一に仕上げていきます。
一見簡単な加工に見ますが、
お顔が綺麗に映るまで丁寧に磨くため、
職人の技術の見せ所です。
それぞれ質感の異なるテクスチャーを組み合わせることで
まとまりのあるデザインになりましたね。

地金は好きな色味を組み合わせてお仕立て。
男性はホワイトゴールドとイエローゴールドを。
女性はピンクゴールドとプラチナを組み合わせました。
フォルムや表面加工をお揃いにすることで、
お二人で色味を変えていただいても
しっかりとペア感を感じられます。

リングの内側には
お二人の大切なお日付とお名前を打刻し、
男性のリングにはブルートパーズをお留めし、
女性のリングには絵文字をお入れしました。
ご納品の際には「大満足です」と
仕上がりをお喜びいただけ、
大変嬉しい気持ちになりました。
改めまして、この度はお二人の大切なご結婚指輪の制作を
鶴にお任せいただきありがとうございました。
ギメルリングがお二人の未来を
ぎゅっと固く結んでくれますように。
末永く、お幸せに!
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
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