Case Study #53
先日納品させていただいた
鎚目の結婚指輪。
鎚目とは、金槌で指輪の表面を叩いて
凹凸を着けていく表面加工のことです。
今回おふたりがベースにしたのは
平甲丸の形。
四角い平打ちが好きな男性さまと
丸い甲丸の形が好きな女性さまの好みをミックスして
ほんのり丸みを帯びた形を選ばれました。
太めの幅がお気に入りだった男性は3mm
細めの幅がお気に入りの女性は2mmの幅をベースに
鎚目を打ち込んでいきました。
最初はマット加工をイメージされていて
あまりキラキラしすぎるのは、、、
というご希望もあったので
鎚目の大きさも少し細やかにして
柔らかく光が反射するように。
鎚目を打ち込んだ後の側面は
金属が伸びたことにより
ゆらゆらとした光沢感が生まれます。
通常は整えて側面を平にしますが
今回はあえてそのままに。
ゆらゆらと儚げに揺れる光沢が生まれる
側面になりました。
リング幅、形、側面細部にまでこだわった
おふたりの結婚指輪。
鎚目は光を受ける方向によっても
たくさんの表情を見せてくれます。
おふたりのこれからの結婚生活で
たくさんの表情を楽しんでくださいね。
オーダーメイドジュエリーブランド
鶴 mikoto(ミコト)東京 代官山
結婚指輪:18TE-009