埋め込みダイヤモンドの結婚指輪や婚約指輪の魅力とデザイン紹介2024.12.21
一生物の特別なジュエリーとなる結婚指輪や婚約指輪には、華やかにダイヤモンドをあしらったデザインに憧れを抱く方も多いですよね。
しかし、中には日常遣いで衣服に引っかかることや、石が取れてしまうことを懸念されたり、華やかすぎて身につけるシーンが限定されてしまわないかという不安の声も耳にすることがあります。
今回は日常遣いにも安心して身につけることができ、お好みに応じて幅広く選べる埋め込みダイヤモンドの結婚指輪や婚約指輪のについて魅力やデザインをご紹介します。
1.ダイヤモンドを埋め込みで制作するメリット
初めに、結婚指輪や婚約指輪にダイヤモンドを埋め込むメリットをご紹介します。
ダイヤモンドの埋め込みとは、ベースとなる地金に穴を開けたり、彫りを入れることでダイヤモンドを埋め込む方法です。
ダイヤモンドを結婚指輪や婚約指輪に埋め込むことで、手元を上品かつ華やかに見せてくれます。また、ダイヤモンドの石言葉は「永遠の絆」や「純愛」と言われ、ブライダルジュエリーにはぴったりの宝石です。
次に、指輪の小傷が目立ちにくいこともメリットとして挙げられます。リングのベースに使用されるプラチナやゴールドの素材は、意外と柔らかく着用頻度が高ければ、小傷がついてしまう可能性も高いです。
一方でダイヤモンドは「世界で1番硬い石」と言われるほど、硬度が高く丈夫なため、日常生活の中で小傷がついてしまうことはそれほど多くありません。
そのため、ダイヤモンドを埋め込む範囲が多ければ多いほど、指輪全体の小傷が目立ちにくくなります。
また、ダイヤモンドを埋め込んでいるので、立爪のものと比較して引っ掛かりが少なく、より外れにくいという特徴から、日常的に身につける機会の多い結婚指輪にぴったりな留め方です。
爪留めの印象が強い婚約指輪も、実はダイヤモンドを埋め込みにすることで嬉しいメリットがあります。
一般的には婚約期間に身につけるものという印象がある方も多いと思いますが、実際には明確な決まりはなく、周囲の方の結婚式やパーティ、お出かけの際など、基本的に入籍後もいつ身につけていただいても問題ありません。
そのため、一般的な立爪のものと比較して、石座の高さがなくダイヤが埋め込まれているデザインは、着用シーンを選ばず永く身につけていただきやすいです。
2.埋め込みでつくるデザインの種類
ダイヤモンドの埋め込みの中にも、いくつか種類があります。今回は埋め込みの中でも「伏せ込み」「後光留め」「4点留め」「マス留め」「彫り留め」についてご紹介します。
伏せ込み
まず、伏せ込みとはベースとなる地金に穴を開けて、ダイヤモンドの周囲を地金で覆う留め方です。高さがなく引っ掛かりが少ないため、日常使いに最も適していると言えます。
また、丸く縁取られた輪郭が特徴的で、すっきりとした見た目から、さりげなくダイヤモンドの輝きを楽しむことができます。
後光留め
次に、後光留めはダイヤモンドを中心に周りの地金を、タガネという工具を用いて光状に彫っていく方法です。
ダイヤの後ろから後光がさしたように強く輝いて見えることから、後光留めと呼ばれています。伏せ込みと比較して、ダイヤモンドがより大きく存在感のある見え方になります。
4点留め
次に、4点留めは伏せ込みをベースに、ダイヤモンドの四隅にミルタガネという工具を用いて地金を寄せ集めて爪の先端を丸く仕上げる留め方です。
四隅のぷっくりとした丸い爪がアクセントになり、さりげない可愛らしさが魅力です。
マス留め
次に、マス留めとは四角く升のように彫られたベースの中に、ダイヤモンドを留める技法です。アウトラインが四角くエッジの効いた形になることで、すっきりとシャープな印象になります。
また、升という響きは「愛が増す」「福が増す」などの言葉に使用されることから、縁起の良い意味合いが込められています。
彫り留め
最後に、彫り留めは爪となる地金を残しながら表面の地金を彫り、その彫った部分にダイヤモンドを留めていく方法です。
後から爪を丸く抑えてダイヤモンドを留めていくため、爪の輝きがダイヤモンドを引き立たせ、石留め部分が華やかな印象となります。ダイヤモンドの数によってもお好みの華やかさを演出できます。
石の埋め込み方によっても、印象が大きく変わってくるので、是非お好みの留め方を探してみてくださいね。
3.埋め込みダイヤモンドのおすすめデザイン
続いて、埋め込みのダイヤモンドを用いた鶴の結婚指輪と婚約指輪のおすすめデザインをご紹介します。
伏せ込みでダイヤモンドを3石埋め込んだデザイン
■デザイン詳細
シンプルなストレートのフォルムに、伏せ込みで等間隔に3石ダイヤモンドをお留めしたデザインです。
伏せ込みでダイヤモンドを3石埋め込んだデザイン3石のダイヤモンドは、「過去・現在・未来」を表すと言われており、「貴方の過去・現在・未来すべてを愛します」という素敵な意味合いが込められています。
伏せ込みでダイヤモンドを3石埋め込んだ指輪の両端には、「永遠」を意味する小さな粒のミルグレイン装飾が施され、洗練された印象を与えます。
ギメルリングに3石のダイヤモンドを彫り留めであしらったデザイン
■デザイン詳細
2本のリングが1つになったギメルリングに、流れるようにダイヤモンドを3石施したデザインです。
男性(左)は、ホワイトゴールドとピンクゴールド、女性(右)はプラチナとピンクゴールドを使用しています。ベースの湾曲に合わせて彫り留めでお留めすることで、ギメルの美しいフォルムがよりいっそう際立ちます。
刃タガネとハーフエタニティを合わせたおしゃれなデザイン
■デザイン詳細
リングの1/3の範囲に職人が1本1本手作業で彫りを入れる刃タガネの加工を施し、2/3の範囲には半周ダイヤモンドをあしらったデザインです。
華やかにダイヤモンドを埋め込みたいけど人と被りたくないという方には、職人技が詰まったこちらのデザインがおすすめです。
シンプルな平打ちのリングにダイヤモンドを埋め込んだデザイン
■デザイン詳細
お揃いの平打ちストレートのフォルムに、男性は表面にマス留めで1石、女性は側面に1周ダイヤを埋め込んだデザインです。エッジの効いたフォルムにすっきりとした印象のマス留めは相性抜群です。
また、側面にダイヤモンドを埋め込むことで、華やかさがありながらも正面から見た時はシンプルで厳かな印象を与えてくれます。上下逆にすることで様々なシーンで身につけられる点も魅力です。
4.まとめ
今回は、結婚指輪や婚約指輪の埋め込みのダイヤモンドをあしらったデザインの魅力やおすすめデザインをご紹介しました。
ブライダルジュエリーの特別感や華やかさは欲しいけど、日常生活での身につけやすさや、シーンを問わず末長く愛用できるかどうかも重視したいという方に、ダイヤモンドの埋め込みデザインはとてもおすすめです。
今回ご紹介したデザイン以外にも、鶴では石の数や留め方だけでなく、ベースのフォルムや素材、表面加工をご自身のお好みに合わせて細かくアレンジすることができます。
■鶴のオーダーメイドについて
アトリエには埋め込みのダイヤモンドを用いた結婚指輪や婚約指輪のサンプルも多数ご用意しております。
お打ち合わせは無料で承っておりますので、埋め込みのダイヤモンドをあしらったデザインにご興味がある方は是非お気軽にご相談いただければと思います。