婚約指輪と結婚指輪の違い|それぞれの意味について2024.04.20
婚約指輪と結婚指輪、実は「何が違うかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、婚約指輪と結婚指輪の意味や由来、気になる値段や価格のバランス、デザインについてご紹介いたします。
それぞれの指輪に込められた思いを知って、指輪選びのご参考にしていただければと思います。
1.婚約指輪と結婚指輪の違いと意味
一般的に、「婚約の証」としてプロポーズの際にパートナーにあててプレゼントするのが婚約指輪、「結婚の証」として二人でつけるものが結婚指輪となっています。
ここでは、婚約指輪と結婚指輪それぞれの意味とつけ始めるタイミングについてご紹介します。
婚約指輪
婚約指輪は、婚約を交わした証として、パートナーに贈られる指輪です。大粒のダイヤモンドが施されたデザインが一般的です。
婚約指輪は、古代ローマ時代から用いられていたと言われています。紀元前三世紀ごろから既に婚約の証を贈る習慣が存在しており、古代ローマの頃には約束を果たす誓いの証として、お互いの指に鉄の輪をつける習慣ができていたようです。
この時は、まだ宝石を飾る習慣はなく、鉄を加工して作られたシンプルな形が主流でした。
中世になると、裕福な人たちが宝石を飾り始め、15世紀にはダイヤモンドをあしらうようになりました。宝石をあしらうようになった結果、19世紀ごろには婚約指輪にダイヤモンドを留めるデザインが一般的となりました。
また、ダイヤモンドは「永遠の絆・不変・純潔」といった石言葉を持ち、身につけることで「永遠の絆や変わらぬ愛を誓う」という意味を持つと言われています。このことから、婚約指輪にはダイヤモンドが使用されるようになりました。
日本に婚約指輪を贈る習慣が広まったのは戦後の高度成長期で、そのあと結納の儀式の一環として定着し、現在に至ります。
婚約指輪のつけ始めるタイミングとしては、下記に合わせる方が多いです。
・顔合わせ
・入籍
婚約期間のみつける方が多いですが、結婚後の着用ももちろん可能となっております。最近では、結婚指輪と重ねつけで日常的に着用されている方が増えています。
結婚指輪
結婚指輪は、結婚の証として、二人で準備する指輪です。「夫婦の証」としての意味も持ち合わせています。
婚約指輪を贈る慣習が古代ローマ時代にあったのに対し、結婚の際に指輪を交換するという慣習が生まれたのはもっと時代を経てからのことでした。
結婚指輪の起源は定かではなく、結婚の際に男女でお互いに指輪を交換する慣習は、キリスト教が結婚に関与するようになってから生まれたものとされています。
9世紀にはローマ教皇が指輪が結婚の証になると認めたという言い伝えが残っており、1027年には、結婚式では「花婿は花嫁に金も指輪を、花嫁は花婿に銀の指輪を交換している」という記録が残されています。
その後、結婚指輪の交換は普及し、13世紀のヨーロッパでは一般化したとされています。
日本では明治時代後半に指輪が装飾品として普及し始めました。キリスト教の結婚式では結婚指輪の交換が行われ、明治の終わり頃には結婚指輪の広告記事も見られることから、結婚指輪が次第に浸透してきている様子が見て取れます。
その後、大正時代には結婚指輪の慣習は定着したとされ、今に至ります。
結婚指輪のつけ始めるタイミングとしては、下記に合わせる方が多いです。
・入籍
・結婚式
現在も結婚式を節目に結婚指輪をつけたいと考えているカップルが多いようですが、最近は結婚式を挙げないカップルも増えてきています。
そのため、入籍した 際につけ始めるカップルもいます。また、両親に結婚したことを報告する際に結婚指輪を見せるために顔あわせのタイミングでつけるカップルもいます。
2.それぞれの準備するタイミングの違い
婚約指輪と結婚指輪はそれぞれ準備する期間が異なります。ここでは、それぞれの準備するタイミングやかかる期間についてご紹介いたします。
婚約指輪
婚約指輪を準備するタイミングは、一般的には「プロポーズの前」が多いです。
オーダーメイドでは注文から受け取るまでに時間がかかるため、プロポーズの際に婚約指輪を贈りたい場合には早めに準備することをおすすめします。
もしプロポーズまでに時間がない方には、当日に商品を受け取ることができる「ダイヤモンドプロポーズ」をおすすめします。
ダイヤモンドプロポーズは、婚約指輪とは違いダイヤモンドのみでプロポーズを行う方法です。プロポーズをしていただいた後にお二人でアトリエにご来店いただき、お好みのデザインとぴったりなサイズでお作りいたします。
■ダイヤモンドプロポーズについて
ダイヤモンドを購入していただいたお客様で ”やっぱり指輪でプロポーズしたい” と言う方にプロポーズリングをご用意しております。
シルバーの素材とキュービック(ダイヤモンドの模造石)で作られたプロポーズ専用のリングとなっております。
お相手の方の指にリングを通す、そんなロマンティックな演出もできますし、こちらも、当日のお渡しが可能ですので指輪という形でプロポーズしたい、プロポーズまで時間がない方にお勧めです!
結婚指輪
結婚指輪を準備するタイミングは基本的に決まっておりませんが、結婚式前や入籍前までに準備する方が多いです。
結婚指輪も婚約指輪と同じくお作りに時間がかかってしまうため、なるべく早い段階から指輪の検討していただくことをおすすめいたします。
■デザインの詳細
3.婚約指輪と結婚指輪のデザイン
ここでは、過去に鶴で制作させていただいた指輪から、いくつかデザインをご紹介いたします。ぜひ、今後の指輪選びのご参考にしてくださいね!
婚約指輪
大粒なダイヤモンドが一粒留まったデザイン。中心のダイヤモンドにむけて伸びるウェーブと、緩やかなひねりが美しいフォルムの婚約指輪です。
脇石を入れずに、ダイヤモンドを一粒だけ留めたことで、石の輝きがより際立つ仕上がりになります。
また、S字の形で作られた指輪は、指に馴染みスッと細く見せてくれます。ひねりにあわせてダイヤモンドが留まっているため、お手元をさらに華やかに彩ります。
■デザインの詳細
結婚指輪
2色で使用することができるこの指輪は、お二人らしさをグッと出すことができるデザインとなっております。
色や幅、テクスチャー、石の有無など自分好みのデザインでお仕立てすることができるため、満足のいく指輪をお作りすることができます。
■デザインの詳細
この他にもさまざまなデザインの婚約指輪や結婚指輪をご用意しておりますのでこちらも併せてご参考いただければと思います。
■婚約指輪のデザイン一覧
■結婚指輪のデザイン一覧
4.まとめ
今回は、婚約指輪と結婚指輪の違いについてご紹介いたしました。2つの指輪の違いについて少しでも理解が深まっていただけたら幸いです。
私たち鶴では、おふたりの大切な婚約指輪と結婚指輪を日本製にこだわり、1つ1つ自社の職人がオーダーメイドでおつくりしています。
指輪のご相談は無料になりますのでおふたりの特別な婚約指輪とや結婚指輪を見つけにお気軽にアトリエにお越しくださいね!