Case Study #615
『こだわりの鍛造製法を用いた結婚指輪』
一生物の結婚指輪ということで
事前にたくさん下調べをし、
【鍛造製法】の指輪をご希望で、
ご来店いただきました。
鍛造とは「鍛える」の字の如く、
金属を鍛えて作る製法です。
金属は叩くことで強度が増します。
そのため鍛造技法を使用した結婚指輪は
歪みにより強くなることが特徴です。
製法の部分でもこだわることができるのは
オーダーメイドならではと言えますね。
お選びになったデザインはまっすぐなストレート。
ストレートのリングはベーシックな形のため
結婚指輪らしく、
シーンを選ばず着けることができます。
また流行りに左右されることもないため、
飽きがくることも少なく、
永く身につけることができることも特徴の一つです。
表面は穏やかなカーブがついた
平甲丸のフォルムを気に入ってくださいました。
平甲丸は
面をしっかりと感じさせつつ、
丸みももたせているため
着けた時の指あたりが良くなります。
地金のたっぷりとした重厚感と
着け心地を両方叶えることができる
こだわりの詰め込まれたフォルムです。
幅は2.5mmに。
2.5mmの幅は指輪を日頃つけられない方でも
違和感なくつけることができる上、
存在感もしっかりと出してくれる幅感です。
地金は温かみを感じさせるホワイトゴールド。
結婚指輪らしいシルバーカラーの存在感をに加えて、
手に馴染む柔らかさを持っています。
全体の雰囲気をまとめるマットは
サテンの布のような柔らかな加工で仕上げております。
この加工は細かく交差された繊維状の質感をもち、
指輪を包み込むような柔らかい雰囲気が特徴です。
お選びになったホワイトゴールドの
温かな印象とも調和する
素敵な組み合わせとなりましたね。
ご納品時にはこだわった鍛造製法での仕上がりを
角度を変えながら
たくさんご覧いただいておりましたことを覚えております。
お二人でつけるものだからこそと、
それぞれの好みを引き出し合う姿が
とても仲睦まじく
私も大変心が温まる思い出となりました。
鍛造製法からマット加工まで、
お二人のこだわりをたっぷりと
詰め込んだ結婚指輪。
デザインを考え抜いたこのお時間そのものが
素敵な思い出となれば幸いです。
ご納品からお時間が経ちましたが
結婚指輪はお手元に馴染んできましたでしょうか。
鶴でお作りいただいた結婚指輪が
これからのお二人の人生に
寄り添うことを願っております。
鶴 銀座アトリエ
プランナー:中村
2105