Case Study #135
何枚か気になるリングの画像を
お持ちいただいたお二人。
“つや消しとつやつやの鏡面の仕上げの
半々はできますか?”
とイメージをしてきてくださいました。
そこでお二人が選んだのは
斜めに線が入るシャープな印象の結婚指輪。
こちらは半剣腕という
斜めに入る線を境に異なる表情をみせてくれる
デザインです。
お二人の希望だったマットと光沢の
2つの異なるデザインを楽しむことができます。
マットの面にはこちらもお二人が気になっていた
金槌で1つ1つ面を打って入れる鎚目を施しました。
クラフト感溢れる加工ではありますが
面を小さくし、鏡面との組み合わせにより
結婚指輪らしいエレガントな雰囲気を
併せもつデザインとなりました。
またフォルムにもこだわりました。
鎚目のゴツゴツした印象を和らげるため
フォルムを全体的に丸みを持たせました。
艶のあるデザインを正面にした時の
ワンポイントとして
女性側のリングにはダイヤモンドを
1石入れてあります。
内側には職人が1つずつ手で入れる手打ちの刻印で
ご入籍日を刻みました。
文字の揺らぎが手づくりの
あたたかみを感じさせます。
お二人の造りたいリングのイメージを
どのように繋ぎ合わせてかたちにしていくか
たのしそうにアイデアを出し合いながら
リングを選ぶお二人の笑顔がとても素敵でした。
ご納品は郵送だったため
お会いすることができず残念でしたが
お近くにいらした時は
ぜひクリーニングにお持ちくださいね。
末長くお幸せに。
オーダーメイドジュエリーブランド
鶴 mikoto(ミコト)東京 代官山
結婚指輪:18MA-012(アレンジ)
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