個性的で人気なアンティーク調の結婚指輪|特徴と魅力について2022.07.27
永く身につけるものだからこそ結婚指輪のデザインはしっかりとこだわって、お気に入りのデザインにしたいと考える方が増えています。
最近ではシンプルなものはもちろん、結婚指輪にカジュアルさやおしゃれさを求める方も多く、その中の一つとして、味のあるアンティーク調の結婚指輪が人気を集めています。
本記事でアンティーク調の結婚指輪の魅力についてご紹介していきます。ぜひ、結婚指輪選びの参考にしていただければと思います。
1.アンティークについて
「アンティーク」とはフランス語で、希少価値のある骨董品や古美術品全般のことを指し、製造から100年以上経ったものとされています。
特に機械で作られた大量生産のものよりも、職人の手によってひとつひとつ手作業で作られたものに対して用いられることが多い言葉です。
よって、世界にひとつだけの一点ものであることが希少性を高めています。
最近では雑貨屋やセレクトショップなどにもアンティークジュエリーはもちろん、もっと手軽に身に付けられるアンティーク風ジュエリーを置いていたり、アンティークならではの独特な風合いは人気を集めています。
長い時を経て生まれた傷やその質感が特徴的ですが、アンティーク独特の深みは新品の綺麗さとは違った魅力を持ちます。また、使い込んだような深みのある質感は肌にスッと馴染みやすいです。
アンティーク調のデザインは、結婚指輪らしさのある王道なデザインよりも特別感のあるユニークなデザインをお探しの方におすすめです。
1.アンティークな結婚指輪を作るポイント
先ほども少しお伝えしたように、「アンティーク」は世界にひとつだけの一点ものであることが希少性を高めているのですが、私たち鶴がお客様にお渡ししている結婚指輪も全て職人によるものなので、全く同じものはありません。
一からおつくりしているため、ご希望のイメージになるよう細かいところまでこだわることが可能です。
アンティークな結婚指輪というと、ゴールド系の色味を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
鶴では、結婚指輪に使われる地金としてこちらの4つを主としてご用意しています。
・イエローゴールド
・ホワイトゴールド
・ピンクゴールド
結婚指輪の歴史は遡ると1000年以上前からになりますが、長い間結婚指輪として主に使われていた金属はシルバーとゴールドでした。
そのため、アンティークジュエリーとして多いのはイエローゴールドですが、加工次第で他の色味でもアンティーク感を出すことができます。
また、色味だけでなく指輪のフォルムや表面にかけるテクスチャーによっても印象は大きく変わります。
角のある「平打ち」、角を落とした「甲丸」、また動きのあるウェーブなど、フォルムは着けたときの印象はもちろん着け心地にも影響してくる部分です。
テクスチャーは、艶々の鏡面仕上げ、光沢感のあるマット、光沢感を抑えたマットなどご用意しているだけでも多数の種類があります。
ピカピカに磨き上げたような鏡面仕上げも、色味や質感を感じやすいマットもどちらもアンティークな要素を持ち、それぞれ違った魅力があります。
アンティークな結婚指輪を作るためのアイデアとして、デザインをいくつか紹介させていただきますので、アンティーク調の結婚指輪が気になっている方は参考にしてみてくださいね。
3.アンティークな結婚指輪のデザイン紹介
ここからは、実績にお作りさせていただいたアンティークな結婚指輪のデザインをいくつかご紹介いたします。おふたりの結婚指輪選びに参考にしてみてくださいね。
①ミルグレイン
地金を縁取るように並ぶ粒状の彫りが特徴のミルグレイン。「ミル打ち」とも言われているように、一粒一粒職人が丁寧に打ち込んでいます。
実際にミルグレインが用いられたアンティークジュエリーは多く、結婚指輪にアンティーク感を出すにはぴったりの加工です。
左側の指輪はマット、右側の指輪は鏡面仕上げですが、どちらもミルグレインによってアンティークらしさのある仕上がりです。
■ミルグレインの結婚指輪の詳細はこちら
②錆
あえて錆させたトンカチで指輪の表面を打ち、錆の独特の模様を指輪に押し付けるようにして転写させる加工方法。落ち着いた光沢感で優しくきらめきます。
錆ならではの繊細な質感が、使い込まれたリングのような柔らかさを持ちアンティークな雰囲気です。角を残したシャープなフォルムで、表面に金箔を被せたような重厚感のある錆加工がより際立ちます。
■錆の結婚指輪の詳細はこちら
③彫り
タガネで深く彫りを入れた「タガネ彫り」の加工。彫りを入れた部分の地金がきらきらと、まるで金貨のように強く輝きます。
存在感のある深めの彫りによって、どちらの色味もアンティークらしさのあるカジュアルな印象です。鶴では彫りの角度や深さなどをご自身でお選びいただけます。
■彫りの結婚指輪の詳細はこちら
④ヤスリ打ち
ヤスリを指輪の表面に打ち付けることで、ラメのようにザラザラとした質感になります。表面の質感と光沢感が合わさり、革製品のような柔らかな印象です。
経年変化により表面の加工は段々と艶を出し、時間と共に違った味わいになります。
角を落とした平甲丸のフォルムの中でひとつひとつの粒が光を受けてきらめき、アンティークさのある優しい雰囲気です。
■ヤスリ打ちの結婚指輪の詳細はこちら
⑤鎚目
職人が一面一面打ち出して作る鎚目の加工。荒らした金槌で指輪の表面を叩くことで、マットの質感を出しています。マット加工の鎚目は、光沢と比べ優しい印象になります。
ランダムに打ち付けられた面と、光沢を抑えたマットの加工が合わさりアンティークな雰囲気です。
■鎚目の結婚指輪の詳細はこちら
このほかにもシンプルなデザインから個性的なデザインまで、様々なデザインの結婚指輪づくりをお手伝いさせて頂いています。
こちらにそのアレンジを紹介していますので、併せてご参考にしていただければと思います。
■結婚指輪のアレンジ実績の一覧ページ
4.まとめ
ここまでアンティークの結婚指輪の魅力についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。アンティークジュエリーのような、長い年月をかけて出来た使い込まれた質感は、指輪の表面に施す加工によって表現することができます。
肌との馴染み方・相性を見ながら、指輪のフォルム、テクスチャー、色味などの組み合わせをご自身で考えて形にすることができるのはオーダーメイドで結婚指輪をつくる大きな魅力です。
身に付けるたびにわくわくするような、お気に入りのデザインの結婚指輪は魅力的ですね。
鶴では担当のプランナーが、お客様が納得できるようなデザインになるよう、リング選びからご納品まで責任を持ちお手伝いいたします。
アンティークジュエリーのような希少性のある価値を、大量生産ではないオーダーメイドの結婚指輪で少しでも感じて頂けたら嬉しく思います。
■鶴のブランドについて
■鶴のオーダーメイドについて
結婚指輪にこだわりや思い入れを持ちたいと思っている方は、是非アトリエに足を運んで見てください。
おふたりらしい結婚指輪が見つかるよう、精一杯お手伝いいたします。