人気の槌目の結婚指輪について|槌目の種類とデザインアレンジの紹介2021.10.18
近年人気が高まりつつあるゴールドの結婚指輪。そんな中でも、槌目という加工を施したクラフト感たっぷりな結婚指輪は、カジュアルに身に着けることができることから人気のデザインです。
今回は、そんな人気のデザインのひとつである”槌目(つちめ)”についてご紹介いたします。
シンプルな鎚目からアレンジを加えた鎚目まで、その魅力や特徴、見え方をお伝えできたらと思いますので参考にしてみて下さいね。
目次
1,槌目(つちめ)とは?
2,6種類の槌目(つちめ)について
①タガネ槌目
②槌目小
③槌目大
④槌目ならし
⑤錆槌目(さびつちめ)
⑥錆槌目ならし
3,オーダーメイドだからできる鎚目アレンジの紹介
①指輪の側面に施す槌目
②指輪の切り返しに槌目
③指輪の側面に自然な揺らぎを残す槌目
4,鶴(mikoto)のオーダーメイドについて
5,まとめ
1,槌目(つちめ)とは?
槌目は、ぽこぽことした凹凸のある表面が手作り感溢れるテクスチャーです。槌目のランダムな模様は職人が指輪に専用の工具を手仕事で1つひとつ打ちつけることによって生み出されています。そのため、世界に同じ模様の指輪がひとつもない、おふたりだけの結婚指輪をおつくりすることができます。
槌目加工は、使う工具の表面の違いや、工具の種類によって模様の柔らかさや雰囲気が違って見えるため、槌目と一言で言っても実にさまざまな種類があります。また、光沢感のある鎚目にするかマットな鎚目にするかで印象が変わってくるところも鎚目の楽しみ方のひとつです。
鶴(mikoto)では大きくわけて6種類の槌目をご用意しています。
・鎚目小
・鎚目大
・鎚目ならし
・錆槌目(さびつちめ)
・錆槌目ならし
この6種類の槌目の見え方の違いや特徴を写真を用いてご紹介していきます。
2,6種類の槌目(つちめ)について
①タガネ鎚目
左の写真が鏡面仕上げ、右の写真がマット加工を施したものです。印象の違いがはっきりと分かりますね。鏡面仕上げだと細かくキラキラと光を反射してくれますし、マット加工を施すとぬくもりと落ち着きを感じることができます。また、鎚目のなかでも深く凹凸感を残せる加工なため、光の反射にも落ち着きのある雰囲気になります。
■タガネ槌目鏡面のリング詳細はこちら
■タガネ槌目粗面のリング詳細はこちら
②槌目小
鎚目小は凹凸感がなだらかになり、さりげないお洒落にしてくれます。鏡面仕上げはキラキラと多方面に繊細に輝きを放ってくれます。また、マット加工を施すと、柔らかくふんわりとした印象になります。
■槌目小鏡面のリング詳細はこちら
■槌目小粗面のリング詳細はこちら
③槌目大
鎚目小よりも面の大きさが大きくなる加工です。鎚目大は鏡面仕上げで艶を出すと面が大きい分、光りの反射も大きくなり目を引く印象的な煌めきを感じられます。また、マット加工を施すと、大胆に打ちつけた鎚目も落ち着きが出て、涼しげな印象にしてくれます。
■槌目大鏡面のリング詳細はこちら
■槌目大粗面のリング詳細はこちら
④槌目ならし
打ちつける面が平らな”ならし鎚”という道具を使っているため面が平らになり、平打ちリングとの相性が良い鎚目加工です。(平打ち=指輪の断面が四角いフォルム)一面一面しっかりと光を受け止め、おふたりの手元に光を照らしてくれます。
■槌目ならしのリング詳細はこちら
⑤錆槌目(さびつちめ)
上記でご紹介させて頂いた槌目のアレンジレパートリーの豊富さは、多くのお客様から鶴(mikoto)を選んでいただける魅力の1つでもありますが、それに加えて、この錆槌目は鶴(mikoto)のオリジナル加工になります。
”錆槌目”はアンティークな雰囲気を感じられる印象的な鎚目模様で、工具を実際に錆させ、その錆模様を指輪に転写させることによって模様がつきます。
艶を残したような加工は、マットの中でも印象的に輝きを放つ槌目加工で、和紙のような日本らしい雰囲気を感じることができます。日本のものづくりを大切にしている鶴(mikoto)ならではの加工であり、槌目の中でも一番人気のある加工になります。
■錆槌目のリング詳細はこちら
⑥錆槌目ならし
錆槌目ならしも”ならし鎚”の道具を使用しているため、平打ちのリングに綺麗に打ちつけることのできる槌目になります。錆模様を転写することで、面が大きくても柔らかく、錆槌目よりもよりナチュラルな印象をもたらし、指馴染みの良い輝きを放ってくれます。
■錆槌目ならしのリング詳細はこちら
ここまでさまざまな槌目のアレンジをご紹介してきましたが、どの大きさの槌目も職人の腕とセンス、力加減によって表情が変わってくる、正に熟練の技がなせる加工です。
加えて、機械ではなく1つひとつ手仕事で施すため、全く同じにはならず、おふたりだけの世界に一つだけの鎚目模様の結婚指輪にすることができます。
3,オーダーメイドだからできる鎚目アレンジの紹介
ここまで鶴(mikoto)で施すことができる槌目の種類をご紹介してきましたが、オーダーメイドだからこそできる槌目のアレンジ例をご紹介いたします。結婚指輪の表面に槌目を入れたいと考えている方は、ぜひデザインの参考にしていただければと思います。
①指輪の側面に施す槌目
槌目は結婚指輪表面に施すのが一般的ですが、私たちのオーダーメイドでは結婚指輪の側面に入れられる方も多くいらっしゃいます。側面に入れてあげることでアクセントとなり、シンプルの中でもこだわりある結婚指輪に仕立てることができます。
上の写真は結婚指輪の側面に、槌目小のマット加工を施しています。指に付けてみると側面の部分は意外と周囲から見えやすい位置になってきます。指輪の表面から側面まで槌目を入れて統一感を出すのもまとまりが出ますし、指輪の表面はつるんとした鏡面仕上げで側面にだけ槌目を入れるのも、メリハリのある印象的なデザインになります。
②指輪の切り返しに槌目
上の写真は斜めに切り返しの入ったフォルムで、切り返しに合わせて鎚目小のマット加工を施しています。このように鎚目の取り入れ方はおふたりのアイデア次第。おふたりの色々なこだわりを詰め込むことができます。
③指輪の側面に自然な揺らぎを残す槌目
槌目を表面に打ちこむと側面に加工途中で生まれた、ゆらゆらとした打った後が残ります。その跡を平らに整えることもできますが、あえて打ちっぱなしでゆらゆらとした跡を楽しむこともできます。槌目の自然な揺らぎが結婚指輪全体に統一感を与えてくれ、オーダーメイドならではのクラフト感が感じられます。
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4,鶴(mikoto)のオーダーメイドについて
槌目の種類とアレンジデザインの参考例をご紹介してきましたがいかがでしょうたでしょうか。槌目1つとっても多数のアレンジ方法があり、私たちの結婚指輪のオーダーメイドではこの他にも多数の加工をご用意しています。
おふたりのこれからに寄り添う結婚指輪だからこそ、何十年と付けていられる、とびっきりお気に入りの結婚指輪を見つけたいですよね。
鶴(mikoto)では、おふたりの”好き”を詰め込みつつ、ご要望や環境に合わせた結婚指輪づくりをご提案させていただいています。
”他の人とは被らない、ふたりだけの結婚指輪をつくりたい”そんな方はぜひ一度お気軽にアトリエまで遊びにいらっしゃって下さいね。おふたりにお会いできることを楽しみにアトリエでお待ちしております!
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5,まとめ
最後に槌目についてのまとめを記載いたします。
■鶴(mikoto)では、大きく分けて6種類の槌目加工を施すことができる。
■錆槌目は鶴(mikoto)オリジナルの加工であり人気が高い加工。
■槌目を施す場所は、結婚指輪の表面だけでなくデザインにあわせておふたりで決める事ができる。
■鶴(mikoto)では、槌目以外にも多数の加工を揃え、おふたり好みに自由にアレンジすることができる。