それぞれの指にあった結婚指輪の最適なサイズの測り方について2022.02.09
結婚指輪はファッションジュエリーとは異なり、着け外しの機会が少なく、基本的には毎日身につける方が多いかと思います。そんな着用し続ける結婚指輪だからこそ、サイズ選びは慎重にして欲しいと考えています。
結婚指輪のサイズを測る際にはブランドによってサイズの号数が違うことがあるため、指輪を購入するブランド(お店)で測るのが一番の理想です。
今回はそんな結婚指輪のサイズの測り方についてご紹介していきます。結婚指輪のサイズを決める際には、ご自身の指の形について考えながら選んでみてくださいね。
目次
1.ゆとりのあるサイズの結婚指輪のリスクとは
①指輪を失くしてしまうリスク
②指輪が歪んでしまうリスク
③大きなサイズ直しは指輪に負担がかかるリスク
2.指の形を知る
3.むくみ具合を意識してみる
4.着用頻度に合わせる
5.まとめ
1.ゆとりのあるサイズの結婚指輪のリスクとは
結婚指輪のサイズ選びは簡単な様で実はデザインと同じくらい慎重に選んで欲しいと考えています。
毎日着け外しをするファッショリングとは異なり、結婚指輪は着用し続けることが多いため、着用による指の痩せやむくみ等を考慮して選ぶ必要があるからです。
適切なサイズではない結婚指輪を身に着けていると、様々なリスクが発生する可能性が高くなります。ここではそのリスクについていくつかご紹介します。
①指輪を失くしてしまうリスク
指のサイズに合っていない、大きなサイズを選んでしまうと気付かぬうちに外れてしまい失くしてしまう可能性があります。
失くしてしまうシーンの例として多いものが、石鹸で手を洗っている時に泡と一緒に指輪が流れてしまったり、軽く手を振っただけなのにすっぽ抜けてしまったり…と様々です。
“ずっと大切にしよう”と心をこめて新調したご結婚指輪だからこそ、失くしてしまうとショックですよね。
②指輪が歪んでしまうリスク
結婚指輪でよく使われることが多い地金は、プラチナや18金となります。サイズの大きい指輪は指と指輪の間にゆとりが生まれ、歪みやすくなってしまいます。
元々は真円であったご結婚指輪も、強い衝撃が当たるとゆとり部分が曲がり、楕円形に歪んでしまうのです。ゆとりを少しでも無くし、ぴったりのサイズでお仕立てすることによって変形のリスクを減らすことができます。
また、指輪の歪みが原因となり、留めていた石が浮いてきてしまい、取れてしまう場合もあります。
石が取れてしまったら、指輪に石を留めていた部分にぽっかりと穴が空いてしまい、少し寂しい指輪になってしまいますね。
③大きなサイズ直しは指輪に負担がかかるリスク
サイズ直しについては±2号くらいであればデザインにも大きな影響なく、綺麗にお直しができます。
それ以上の号数へのサイズ直しについては、デザインによってはフォルム当に影響が出てしまう可能性があり直せないこともあります。
また、サイズ直しの際には結婚指輪を一度切断してサイズを調整していく工程を踏んでいくため、よく見ると指輪に切断した跡が残ってしまうことがあります。
さらに、内側の刻印部分を切断を余儀なくした場合には、新しく刻印を入れ直すため当初のご納品時とニュアンスが違ってしまう、といったこともあります。
2.指の形を知る
日常生活でご自身の指の形を気にするシーンは多くないと思いますが、指の形は本当に人それぞれ様々で指の形は異なります。
例えば、根元に向かって指が太くなっていくタイプと、指の関節部分が一番太く、根元は細いタイプの形があります。
【指の根本に向かって太くなっていくタイプ】
■この結婚指輪のデザイン詳細はこちら
関節の引っ掛かりがないため、指輪を無くしてしまいやすい指の形と言われています。そのため、なるべく根本に合わせて、ぴったりめのサイズで選んでいくことをお勧めします。
【指の関節部分が一番太く根元は細いタイプ】
■この結婚指輪のデザイン詳細はこちら
関節部分でサイズを合わせるため根元部分では指輪がクルクルと回ってしまうことがあります。そのため、なるべく指の根本の細さに合わせてギリギリ関節部分を通らせることのできるぴったりサイズにするか、どうしても気になる場合にはセンターのない、回っても楽しめるデザインにすることをお勧めします。
今回は2つの例をご紹介しましたが、この他にも指の形は様々あり、それぞれの指の形に合ったサイズ選びが大切になってきます。
3.むくみ具合を意識してみる
人によってむくみの出方が変わりますが、指にむくみが出やすいタイプだと、時にはぴったりめでお仕立てした結婚指輪がキツい!と感じてしまうことがあります。
そうなった際には慌てずに、少し経過を見てみることをお勧めしております。
一般的には夏はむくみやすく、冬はむくみが出づらかったり、お酒を飲んだ次の日にだけむくみが出てしまったり…と、指のむくみに合わせてサイズはどうしても変わってきてしまうものです。
上記でも説明したように、サイズ直しは指輪にとても負担がかかるものであるため、ご自身の指のむくみ具合を意識してサイズを測ってみると良いと思います。
4.着用頻度に合わせる
結婚指輪の付けはずしをされない方は、特にぴったりめにお仕立てすることをお勧めしています。
しかしお仕事柄、ずっと指輪を身につけていられない方も多いと思います。そのような方が無理してぴったりなサイズの指輪を選んでしまうと、毎回付けはずしの際にストレスを感じてしまう可能性があります。
ぴったりめをお勧めするとはいっても、毎度の着脱のストレスが原因で全く結婚指輪を身につけなくなってしまう…というのは非常に悲しいことですので、ご自身の着用頻度を考慮の上、お店の担当の方と相談しながら最適なサイズを見つけて欲しいと思います。
結婚指輪や婚約指輪のサイズについては他にもご紹介しておりますので併せてご参考いただければと思います。
■指にぴったり合う婚約指輪のサイズについて|最適なサイズの選び方とは
■結婚指輪のサイズについて|おふたりのライフスタイルに合わせた選び方
■結婚指輪の幅の平均について|人気でおすすめのデザインを紹介
5.まとめ
結婚指輪のサイズは何となくで決めてしまいがちですが、末永くご愛用いただけるよう様々な点に注意しながら選んで頂くことをお勧めしています。
私たち鶴(mikoto)では、ライフスタイルをお伺いしながら、お二人に合ったサイズを見つけられるようご提案させて頂いています。加えて、サイズも0.5号毎に細かく調整することができますので、よりぴったりなサイズでおつくりすることが可能です。
■鶴(mikoto)のオーダーメイドについて
また、鶴(mikoto)のアフターケアでは、ご納品日から1年間無料でメンテナンスを行っていますので、もしサイズが合わなかった場合でも納品後に調整することができます。
季節によって指のむくみ具合が変わってくるため、1年を通してサイズ感などもみていただけたらと思います。もちろん指輪の歪み直しや、石の留め直しについてもメンテナンス内容に含まれておりますのでご安心くださいね!
メンテナンスの詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
■アフターケアについて
デザインだけでなくピッタリのサイズで結婚指輪を選びたいと考えている方は、私たちにお手伝いさせていただけると嬉しいです。鶴(mikoto)のアトリエでおふたりにお会いできるこ楽しみにお待ちしております!