赤ちゃんの誕生の記念におつくりするベビーリングについて2022.11.09
赤ちゃんの誕生のお祝いに贈る記念のリングである「ベビーリング」について近年、耳にする方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんにとって初めてのジュエリーのプレゼントとして、ベビーリングは人気を集めています。
本記事では、ルーツから鶴で実際におつくりしたデザインの紹介まで、ベビーリングについてたっぷりご紹介させていただきます。
ベビーリングの購入を検討している方や、詳細について詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
1.ベビーリングとは
ヨーロッパ発祥といわれているベビーリングですが、元々のルーツは「銀のスプーン」にあると言われています。ヨーロッパでは「銀のスプーンをくわえて生まれた赤ちゃんは幸せになる(Born with a silver spoon is one’s mouth)」ということわざがあります。
昔のヨーロッパにおいて銀は貴重で高価なものでした。そのため銀のスプーンで食事をする家庭は貴族の象徴です。一生食べ物に困らないという意味合いから赤ちゃんの誕生のお祝いとして、当時のヨーロッパでは銀のスプーンを贈る習慣がありました。
やがて、銀のスプーンがよりコンパクトに、身に着けやすいようアレンジされたものが「銀の指輪」で、「ベビーリング」だと言われています。
生まれてきた赤ちゃんの健康や幸せを願い贈られるベビーリングは、特別な贈り物ですね。
2.ベビーリングの使い方
ベビーリングの用途について疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。赤ちゃんが実際にベビーリングをジュエリーとして指に着ける際、誤飲などの恐れがあります。
そのため大人が着ける結婚指輪のように赤ちゃんが長い時間、身に着けることはできません。また、日に日に成長する赤ちゃんがベビーリングを着用できる期間はあっという間に過ぎてしまいます。
赤ちゃんの指にはまる小さなベビーリングは、チェーンを通しネックレスとして、ペンダントトップにすることができます。小さなリングのペンダントトップは、カジュアルに日常使いがしやすいデザインなので、両親がお守りのように首から下げることが多いです。
また、お子さんが成長し二十歳を迎えたときなどの節目のタイミングに、ジュエリーのプレゼントとして贈ることも人気です。自分が生まれたときにつくられたジュエリーのプレゼントは、両親からたくさん愛されていたことを実感できる素敵な贈り物になるでしょう。
ベビーリングは、赤ちゃんの指にはまるくらいの小さなサイズです。小さなベビーリングがはまるくらい、生まれたときは小さかったんだね、とお話しする時間も素敵なひとときです。
両親に抱かれるくらい、小さかった赤ちゃんはやがて成長し大人になります。しかしジュエリーは形が変わることなく、そのままの状態で存在し続けます。
当時と同じ形のままのジュエリーを眺めながら、いつでも赤ちゃんが誕生したときの幸せな気持ちを思い返すことができますね。
3.鶴のベビーリング
私たち鶴ではベビーリングのオーダーもおつくりさせて頂いています。ベビーリングの素材については、5種類の地金からお選びいただけます。
・プラチナ900
・K18ホワイトゴールド
・K18イエローゴールド
・K18ピンクゴールド
「銀のスプーン」が由来であることからもシルバーのベビーリングが主流でしたが、近年ではゴールド系のベビーリングも多く出ています。
小さなリングですが、しっかり地金を使用した立派なジュエリーです。そのため、ベビーリングは赤ちゃんにとっての”ファーストジュエリー”の贈り物としても人気です。
また、結婚指輪と同様に表面にかけるテクスチャーを選ぶことができます。艶々の鏡面仕上げは、上品でフォーマルな印象になります。一方、艶を抑えたマット加工は落ち着きがあり優しい雰囲気のある仕上がりです。
費用感については以下をご参考にしていただければと思います。
■シルバー
¥35,000-+石代(¥3,000-¥8,000-)
■Pt900 / K18 / K18PG /K18WG
*素材によって変動はございません。
¥100,000-+石代(¥3,000-¥8,000-)
<アレンジ>
+刻印サービス(+¥5,000-)
+マット加工(+¥7,000-)
*梨地/サテンのみ。そのほかの加工についてはフルオーダー対応となります。
※全て税抜価格です。
鶴では、鶴で制作していただいた結婚指輪と同じデザインでのベビーリングをフルオーダーにて制作が可能ですので、お父さんとお母さんの結婚指輪と同じデザインでたったひとつの、より特別感のあるリングをおつくりすることができます。
■鶴の結婚指輪デザイン一覧
大切な赤ちゃんに贈る特別なリング。私たちにお手伝いできることがありましたらお気軽にご相談くださいね。
4.鶴のベビーリングの紹介
鶴で実際にお作りさせていただいたベビーリングの紹介をいたします。
10月生まれの赤ちゃんの誕生石であるトルマリンを中央に留めた、シルバーのベビーリング。角を落とした丸みのある「甲丸」のフォルムは、柔らかく可愛らしい雰囲気です。
生まれた月の誕生石は、ご自身を守ってくれると言われています。お守りとして留まったトルマリンの石が綺麗な青色に輝くシンプルなデザインです。
シルバーの地金に留めたことで、トルマリンが持つ青色の輝きが損なわれることなく、しっかりと映えています。
鶴で取り扱う誕生石は以下になります。
2月:アメシスト
3月:アクアマリン
4月:ダイヤモンド
5月:エメラルド
6月:ムーンストーン
7月:ルビー
8月:ペリドット
9月:サファイア
10月:トルマリン
11月:ブルートパーズ
12月:タンザナイト
赤ちゃんの生まれた月の誕生石を留めるのが一般的ですが、好きな色の石だったり、両親の結婚指輪に留めた石と同じ物を留めても素敵なものになりますね。
もちろん、普段使いしやすいシンプルなデザインをご希望であれば、石留めのないデザインのベビーリングをおつくりすることも可能です。
5.まとめ
赤ちゃんの誕生を祝う「ベビーリング」についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
赤ちゃんのことを想って、フォルムや、表面のテクスチャー、留める石の種類など細かく考え形にすることができるのは、オーダーメイドの魅力です。
ベビーリングにたくさんのこだわりを詰め込みたい方には、ぜひオーダーメイドをお勧めします。鶴では結婚指輪と同様、ベビーリングもひとつひとつ職人が手仕事でおつくりしています。手仕事ならではの温もりのある仕上がりは大きな魅力です。
■鶴のブランドについて
■鶴のオーダーメイドについて
誕生の記念におつくりしたベビーリングを、やがて大人へと成長したお子さんにプレゼントすることはとても感慨深いものです。
鶴では結婚指輪だけでなく、ベビーリングついてのご相談も承っていますので、気になることがあればお気軽にご相談くださいね。