ミルグレインを施したおしゃれな結婚指輪|魅力と印象の違いを紹介2022.06.15
結婚指輪のデザインとして人気のミルグレインの加工。
シンプルな指輪のアクセントになるミルグレインですが、粒の大きさや、どんなフォルム、テクスチャーに施すかによって印象はガラッと変わります。
本記事ではミルグレインを使ったデザインの紹介と、それぞれの印象の違いについて見ていきたいと思います。
目次
1.ミルグレインとは
2.ミルグレインの魅力
3.粒の大きさの印象の比較
4.光沢とマットの印象の比較
5.ミルグレインを入れたアレンジの紹介
①ギメルリング
②鎚目
③ミルグレインでお揃い感を出す
5.鶴でできること
1.ミルグレインとは
ミルグレインは、ラテン語で「千の粒」という意味を持ちます。その言葉のように粒状の彫りが指輪の地金を縁取るように並んでおり、とても繊細なデザインです。
粒が連なる様から、「子孫繁栄」や、「幸せが続く」という意味が込められており、縁起の良い意味合いを持っていることからも結婚指輪として非常に人気なデザインのひとつです。
ミルグレインの粒は均等に整列されてこそ美しい見栄えですが、一粒ずつ職人の手で入れるとなると高い技術力が必要になります。私たち鶴のミルグレインは職人が一粒一粒手作業で入れています。
鶴のミルグレインの仕上がりの美しさは自信を持っておすすめします。均等な粒の丸み、綺麗に整列されたラインにぜひ注目して見ていただければと思います。
■鶴のミルグレインの結婚指輪デザイン一覧はこちら
2.ミルグレインの魅力
結婚指輪にぐるりと1周つながるよう施されたミルグレインは、”永遠の愛”というメッセージを込めて入れられることが多いデザインです。
古くから愛されてきたこの技法は、ミリ単位での繊細な技術力が求められるため、熟練の職人だからこそ施せる加工です。
既製品の指輪ではこのミルグレインを原型と言われる型に施し量産されることが多いですが、その場合、ミルグレインが本来もつ繊細かつメリハリ感が弱まってしまいます。
ミルグレイン本来の美しさや魅力は、1粒1粒手仕事で施すことにあります。私たちは、そのミルグレインの魅力を最大限発揮できるよう、粒の大きさにもこだわり1粒1粒職人が手仕事でおつくりしています。
3.粒の大きさの比較
ミルグレインは粒の大きさによって見え方が違ってきます。小さい粒は指輪に縁取られたラインのような見え方、大きい粒は大胆に粒感を感じることができます。
また、指輪の両端に縁取りとしてのラインを入れると、指輪の幅が細く見える効果があります。
幅の細い指輪は華奢ですっきりした印象になるため、繊細なミルグレインとも相性が良いです。
結婚指輪は耐久性を考えて丈夫にできているものが多いものの、強い衝撃があったときや、指にぐっと力を入れたときなど、指輪に負荷がかかった際に歪んでしまう恐れがあります。
幅を細くしすぎてしまうと、そういった耐久性の面で心配です。耐久性を十分に保ちつつ、指輪が細く見えるミルグレインはまさに一石二鳥ですね。
鶴ではミルグレインの粒の大きさを0.2mmから1.0mmでご用意しています。
比較として0.2mmと1.0mmのミルグレインをご紹介します。
<0.2mmのミルグレイン>
右側の0.2mmの小さなミルグレインは粒というよりも、指輪のサイドに縁取られたラインに見えます。遠くから見ると線ですが、よく見ると小さな粒であることに気付きます。
細かな粒の繊細な輝きは、派手になりすぎないので、さりげないアクセントになります。
<1.0mmのミルグレイン>
1.0mmの大きなミルグレインは、一つ一つの粒感をはっきりと感じることができます。指輪の中央に入れたぷっくりとした粒が立体感があり華やかな印象です。大胆な粒から、ダイヤの輝きとは異なる地金本来のきらめきを楽しんでいただけます。
ぜひ、おふたりのイメージに近い、お気に入りのサイズ感のものを見つけてみてくださいね。
4.光沢とマットの比較
今度は、同じミルグレインの大きさでも光沢とマットでの印象の違いをご紹介いたします。
光沢感のある鏡面仕上げに施すミルグレインと、光沢を抑えたマットと組み合わせたミルグレインでも印象が変わります。
<光沢のあるミルグレイン>
光沢の鏡面仕上げのものにミルグレインを入れると、地金のきらめきの縁取りで、結婚指輪らしい華やかな印象になります。
<マットなミルグレイン>
一方マットの加工を入れた指輪とミルグレインを組み合わせると、落ち着いたマットの質感にミルグレインの輝きが映えます。アンティークのような雰囲気でカジュアルな仕上がりです。
光に当たると、ミルグレイン部分がきらきらと輝き、表面のマットとのコントラストがはっきりします。
5.ミルグレインを入れたアレンジの紹介
ミルグレインは、アレンジでの活かし方次第で個性を取り入れたり、オリジナル感を出すことができます。
実際にミルグレインを使ったアレンジをいくつかご紹介いたします。
①ギメルリング
ギメルリングにミルグレインを入れたデザイン。ギメルリングは二本のリングがねじり合いひとつの指輪になっていることが特徴ですが、片側のリングにミルグレインを入れることで1本1本がくっきりし、二本が連なるギメルリングのフォルムの魅力を引き出しています。
両端に入れると、ステッチのようで可愛らしい印象になります。
■この結婚指輪のベースデザインはこちら
②鎚目
カジュアルな印象の鎚目ですが、ミルグレインを入れることで上品でフォーマルな印象にもなります。どちらも両端にミルグレインを入れたデザインなので、指輪の形がぼやけません。
ストレートのフォルムとリボンの形のフォルムそれぞれがくっきりし、同じ鎚目とミルグレインの加工でも違った魅力を引き出しています。
■この結婚指輪のベースデザインはこちら
③ミルグレインでお揃い感を出す
ストレートのフォルムとV字のフォルムのペアです。表面のテクスチャーは、マットのサテン細のものと光沢のものと異なっていますが、両端に入れるミルグレインのデザインを揃えることでお揃い感のある仕上がりです。
このように、何かひとつポイントを揃えるだけでもお揃い感を出すことができ、オーダーメイドでつくる結婚指輪の魅力の1つとも言えます。
■この結婚指輪のベースデザインはこちら(左)
■この結婚指輪のベースデザインはこちら(右)
この他にもミルグレインを施した個性的でおしゃれな結婚指輪の実績が多数あります。ぜひ、こちらもデザインの参考にしてみてくださいね。
■ミルグレインのオーダーメイド実績の一覧
5.鶴でできること
フォルムやテクスチャー次第でさまざまな顔を見せるミルグレインの紹介をさせていただきました。魅力は十分に伝わったでしょうか。
鶴では、上品さやカジュアルさなど求める雰囲気によってフォルム、テクスチャー、ミルグレインの粒の大きさなどご自身でカスタマイズして、オリジナリティのあるデザインの結婚指輪をおつくりすることができます。
特にミルグレインのように、制作の際に職人の手が直接加わった温かみのあるデザインはオーダーメイドだからこその魅力です。
各アトリエにて、粒の大きさの異なるもの、アレンジを加えたものなど、たくさんミルグレインのサンプルをご用意しています。
■鶴のミルグレインの結婚指輪デザイン一覧はこちら
ぜひアトリエで、私たちが自信を持っておすすめする鶴のミルグレインをご覧になってくださいね!