お手伝いさせて頂いたお客様との指輪が完成するまでのストーリーをご紹介いたします。
オーダーメイド婚約指輪の作り方(石座編)
オーダーメイド婚約指輪の作り方(石座編)
今回は、オーダーメイドの婚約指輪の作り方「石座」の方法です。石座とは、ダイヤモンドを載せる台のことです。(写真の爪が6つでているもの)
石座の作り方
1、シルバー角棒の端面を赤いマジックで塗り、石の直径より少し大きめの円を描きます。赤くする理由は描いた線が見えやすくなるようにするためです。
2、中心に穴を開けて3mmに切りだします。
3、テンプレートを使い、爪を付ける位置を描きます。
4、描いた印しに添って深さ0.5mmの糸ノコを入れます。
5、糸ノコと糸ノコの間をヤスリで平面にします。
6、六角形の面それぞれ上下真ん中に、三角形のヤスリでV字の溝を削ります。
7、さらに角を丸く削り、楕円形が連なった形にします。
8、爪を立てる溝の真ん中に、0.6mmのドリルで穴を開けます。
9、彫刻台にはさんで固定し、先ほど開けた穴をリュウター(回転工具)で削ります。リュウターの先端には1.2mmのカッターを取り付けています。削りすぎないよう赤いマジックを塗り、視認性をあげています。六個の穴のあいた楕円形が連なる石座が出来ました。
10、爪をつくります。1.0mmのシルバー丸線を、0.75mmの厚さにします。
11、必要な長さ(約8mm)に切り、ヤスリで削り出します。石座の溝も爪の幅に合わせます。
12、石座の溝に爪をはめ込みロウ付けします。6本の爪に対して上下2箇所、合計12箇所のロウ付けです。爪の角度が全て揃うように注意します。
13、留める石の直径と同じ大きさの円盤を作り、石座の下にロウ付けします。
14、磨いて石座の完成です!
MIKOTOの婚約指輪のオーダーメイドはこの様に職人が1つ1つ手作業で制作いたします。デザイン、大きさなどはお客様それぞれのご要望に合わせて作っていきます。是非、ご希望の婚約指輪をオーダーメイドで制作してみてください。
オーダーメイドジュエリーブランド MIKOTO(ミコト) 東京